« とことんやれば、必ずできる | トップページ | 7日間でキラキラになる »

2008年3月 6日 (木)

なぜ、あの占い師はセールスが上手いのか?

02786227森下浩道著 石井裕之監修 『なぜ、あの占い師はセールスが上手いのか?―誰でも何でも売れる究極のセールス・テクニック「コールドリーディング・セールス」』

コールドリーディングは、もともと、ニセ占い師やエセ霊能者たちの使う「だましの話術」です。アングラで培われたノウハウだからこそ、非常にパワフルな効果があります。本書で紹介したテクニックのうち、たった一つでも徹底的にマスターすれば、即座に売上をアップさせることができるはずです。

監修の石井さんのこの言葉が力強いですね。
確かにこの本は『なぜ、占い師は信用されるのか?』で石井さんが紹介したコールド・リーディングを営業の現場で実践するための本であり、今日から使えるテクニックが満載の本です。非常に親切なノウハウ集だと思います。

営業の現場では、見込み客にいかに信用されるかが勝負です。商品に興味をもってもらい、信用してもらう以前に、それを売っている人間に好意を抱いてもらえなければ、商品を買ってもらうことはできません。
今や営業マンやお店の従業員が嫌いでも、そこから商品を買い続けねばならないという時代ではありません。どんなに商品が良くても、営業マンを頼りないと感じたり、お店の従業員が感じ悪いと思ったら、お客様はさっさと他社に行ってしまいます。そんな時代です。

だから、お客様に信用されることが、営業マンにとって最優先課題なのです。

そのために、一瞬で信用を得るためのテクニックを求めたくなるのですね。
この本は、そのための強力な武器になります。

しかし、石井さんの言葉はさらに続きます。

しかし、テクニック以前に大切なことがあります。(中略)
意識の世界では、「どれだけ正確に効率よく仕事をするか」がすべてです。
しかし、潜在意識の世界では、「どれだけ心をこめたか」がすべてなのです。

そう、自分の効率のために人を都合よく操作しようとしても、うまくいかないし、一瞬うまくいっても長続きしないものです。

人に信用されるためには、信用に値する自分でなければならい。

というのがやはり基本なのでしょう。
「信用に値する人間」の定義は、人それぞれだと思います。それを確立するのが人生の意義だったりするのではないかと最近思ったりします。

話し方のテクニックもあるだろう。話の展開の仕方もあるだろう。
自分の意思を他人に伝え、自分の思うとおりに物事を運ぶことは大切なことだ。
そのために人を操作したくなるのも現実だ。
しかし、操作を意識して、人を操作することはできない。

『なぜ、占い師は信用されるのか?』の書評で以前私が書いた文章ですが、これが本質のような気がします(自画自賛...)。


続きを読む...





にほんブログ村 本ブログへブログ村 本ブログランキングに参加しています。

Banner_02_5 人気ブログランキング 本・読書ランキングにも参加中です。

|

« とことんやれば、必ずできる | トップページ | 7日間でキラキラになる »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: なぜ、あの占い師はセールスが上手いのか?:

» エコバッグ [エコバッグ]
また来ます!私のサイトにも遊びに来てみて下さい。 [続きを読む]

受信: 2008年3月15日 (土) 17時55分

« とことんやれば、必ずできる | トップページ | 7日間でキラキラになる »