確実に金持ちになる「引き寄せの法則」
ウォレス・ワトルズ著 川島和正監訳 『確実に金持ちになる「引き寄せの法則」』
「引き寄せの法則」ブームですよね。本屋さんに行くと、やたらと「引き寄せの法則」という字を目にします。
私も『ザ・シークレット』を何度も手にしましたが、購入にまでは至っておりません。
なんとなく、まだ読む気がしない。というのが正直な気持ちです。
そんな中、どこかの書評ブログを見ていて、妙に評判の良いこの本のことを知りました。
文庫という手軽さもあって、気軽に購入して読んでみました。
読み始めて気がつきました。これって、読んだことがある本だ。
原題をチェックすると『The Science Of Getting Rich』。これは、『富を手にする「ただひとつの法則」』ではないですか!
読んだことある!と感じるわけですよ。確か、3回くらい繰りかえし読んだ記憶があります。
まあ、そんなことはどうでもいいですね。とにかく今、この本が私の手元に引き寄せられてきたということは事実なのです。一生懸命読みました。
今回の翻訳は非常に読みやすいです。
『富を手にする「ただひとつの法則」』を読んだときは、かなり理解に苦しみ、繰りかえし読んだ記憶がありますが、この本はすごく読みやすいです。監訳の川島さんが読みやすさを優先してくれたでしょう。すらすら読めてしまいます。
しかし、それだけに記憶に定着しにくいのが難点かもしれません。
この本の内容は、お金持ちになるための「具体的な方法」というふれ込みですが、実際はかなり観念的な内容ですので、読み手の感性が問われる本ではあると思います。
まあ、どんな本でもそうなのですが、読んでいるときの状況や心境により、受け取るメッセージは変わります。この本がまさにそれだと思います。
この本の趣旨は、富は無限であることとすべての豊かさは人間の想像力から端を発していることを理解し、富は自分の思い通りに創造できることを信じて、行動をしつづけよ。というものです。
そのために何をするのか?ということは、当たり前ですが、人それぞれに違います。
また、同じ人であっても、メッセージを受け取るタイミングによっても変わります。
だから、何度も繰り返し読みなさい。ということなのでしょう。
具体的に何をすればいいのかは、本書を振り返ってみるとよくわかります。たとえば、感謝して、競争をやめて、創造的な思考をして、明確なイメージを持って、自分を信じるようにすれば、お金持ちになれることがわかります。
と監訳者の川島さんがあとがきに書かれていますが、この文章だけでは何をすればいいのかはまったくわかりません。自分が置かれている状況の中で、自分で考えるしかないのですね。
これが真理だと思います。
ということで、私が今回受け取ったメッセージは、川島さんのあとがきにもあった、このことです。
今の仕事を全力で行なって、決意を持ちつづけて、できることは毎日その日のうちにするようにして、完全を目指して、対価以上の仕事をして、前向きな姿勢を伝えるようにすれば、お金持ちになれることがわかります。
そうですね。今の仕事を全力で行うことですね。
今の私にはそれが最も必要だと、受け止めました。
ありがとうございました。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
はじめまして。
「読書」のブログ検索でたどりつきました。
とても見やすく、分かりやすいブログですね。
私は読書好き。
最近は特にビジネス書とか自己啓発本がお気に入り。
始めたばかりのブログのおかげで気づきました。
まさに成功おたくさんのブログで紹介されている本は、
ストライクな感じです。
引き寄せられたに違いありません。
まだ知らないでいた本、読みたいと思っていた本が
たくさんありましたので、また遊びにきます。
よろしくお願いします。
投稿: sun | 2008年3月11日 (火) 09時22分
sunさん、はじめまして。
コメント有難うございます。
私も読書大好きです。
書評を書くのも好きです。
わかりやすいとご評価いただき、すごくうれしいです。
是非、また遊びにきてください。
sunさんのブログの更新も楽しみにしています。
投稿: 成功おたく | 2008年3月12日 (水) 09時06分