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2008年1月26日 (土)

鈍感力

02753813渡辺淳一著 『鈍感力』

周囲の環境や人の気持ちに十分気を配って、注意深く慎重に生きる。そのために感性を磨き、神経を尖らせる。

こういうことが大切なんだと、よく言われます。
些細なことの変化に気づき、感動をする心を持つことが、生き生きとした人生を送るための秘訣であると多くの人が言います。

この本は、そういった教えに対するアンチテーゼです。

この本を読むと、鈍感であることがどれだけ強い生命力を維持するかということが痛いほどにわかります。

「わかった、わかった。小さいことにくよくよせずに、わが道を貫き通す大胆さが必要だということね。」と言いたくなります。
他人の気持ちを尊重するがために、日々の出来事や自分の行動に必要以上に過敏になってしまっていては、行動が大きく制約されてしまいますよ。寿命も短くなりますよ。ということが言いたいのはよくわかります。
情報過多なこの時代。人の意識は必然的に過敏になっています。鈍感になるということが非常に重要なのですね。

しかし、問題は「どうやって鈍感になるのか?」です。

残念ながら、この本にその答えは書いてありません。

「意識して鈍感になる」ということは可能なのでしょうか?

ちょっと難しい気がします。
鈍感になることを意識しすぎて、そのことに敏感になってしまっては本末転倒な気もします。

渡辺さんは結局、自分が鈍感になれ!ということよりも、
「他人の鈍感さを許せるようになりなさい」
と言っているんでしょうね。

自分が周囲に気を配るのは、考え方の習慣だからまあ仕方がない。
しかし、自分が過敏になるあまり、他人にも同じ気づかいを期待するのが、悪循環の始まりなのでしょう。

鈍感であることの美徳を意識することで、他人の鈍感さが気にならなくなる。むしろ、憧れてしまう。

そんな心持ちで毎日を過ごし、他人と接することができれば、きっと毎日が大らかになり、安らかな気持ちで過ごせることでしょう。もちろん、人間関係も円滑になる。

健康で幸せに生きるために、他人の鈍感さを包み込めるような人間になること。

そんなことを思ったひと時でした。


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