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2008年1月10日 (木)

Time Seller

02654447フェルナンド・トリアス・デ・ベス著 『Time Seller―本当の「時間」の使い方』

『Good Luck』の著者のアレックス・ロベラでないほうの人が書いた本。
どうしても、こういう紹介になってしまいますね。
(どちらかというと、『Good Luck』って、共著だったけという印象ですよね...)

自分の大好きなアカズシロアリの研究に没頭する日々を夢見ている主人公のAG(Average Guy―平均的な男)はある日、わずかな月給をもらいながら生活を維持するサラリーマンとしての自分の生き方に大いなる疑問を抱く。
それは、自分の人生という時間を担保にして家を購入しているという事実からの疑問であった。自分の生活を守るために仕事の奴隷になっていると感じたAGは、アカズシロアリとの日々を実現するために起業を志す。志してしまう。自分のための仕事を創りだすことで、自分の人生、自分の時間を取り戻そうと決意する。(この時の、奥さんの反応と対応が非常に現実的で面白いです。)
そして、思いついたアイデアは、5分間の時間をボトルに詰め、製品にして売る、というものであった。
起業の苦労を乗り越えたAGは、「5分間ボトル」を世に送り出し、大成功を収める。(このあたりの描写は非常に現実感があり、大変興味深いですね。)
しかし、時間という製品が世の中に与えた影響は余りにも大きく、製品が世に普及するにつけ、多くの社会問題を引き起こしていく。
国家的な危機にまで発展した問題は、どうやって解決されるのだろうか?

という内容です。
面白い発想ですが、ちょっと理解しにくいかもしれません。
「時間を製品にして売る」という感覚がどうしても実感としてつかめません。
いろいろと疑問が生じて、読んでいる間は著者の言わんとすることを正しく理解しようとしていない自分がいました。
読後に「著者は何が言いたかったのだろうか?」と一生懸命考えていました。

きっと、「時間の使い方」というものにもっと疑問を感じて欲しい、ということが著者のメッセージなのでしょう。

この話は、現実には起こらない話です。
現実味のないお話です。
理解するのではなく、疑問を感じるための本です。

人生として与えられた数十年という時間を、あなたはどのように使っていますか?

ということを投げかけているのでしょう。
多くの人が、自分の時間を切り売りして、生き延びていることに間違いはありません。
そのことに一度、疑問を感じてみましょう。
どういう時間の使い方こそが、自分にとって納得のいく、有意義な時間の使い方なのかを、考える機会を与えてくれるための本です。

そのために、どんな行動をとるのか?ということもポイントです。

自分のためだけに使うということの意義と重大さ、社会と個人の関わりの意味の深さ

こんなことを考えるための本だと思います。
いろんなことに翻弄されて、ちょっと疲れ気味の人には特に良い刺激になるかもしれません。


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