« 小さな飲食店 黒字経営の原理原則100 | トップページ | なぜ、あなたは働くのですか? »

2007年12月19日 (水)

世界一ワクワクする営業の本です

02556851山本藤光著 『世界一ワクワクする営業の本です―「売れる頭脳」に変わるロールプレイング・ストーリー 』

なんともストレートな題名の本。
売れない営業マン3人が、今は潰れそうな定食屋を経営しているが、元は百貨店外商のトップセールスだった定食屋の主人(亀さん)にセールスの手ほどきを受けるという、営業物語だ。

営業の本には、いろいろな営業手法が書いてある。
いわゆる売る技術だ。
こんな状況で、こんな風に話を引き出して、こんな風に切り返していく、みたいな感じに。
すぐに取り入れられるテクニックが紹介されている本は、短絡的に「参考になった!」と思うが、実は大切なことは「考え方」の方なのだろう。

この本の面白いところは、テクニックが詳細に書かれているのではなく、登場人物の思考の習慣が変わり、行動が変わり、結果が変わる過程がわかりやすく書かれているところだろう。

だから、この本は人生論から始まったりする。

売れない営業マン3人のメンターである亀さんが最初に口にする教訓は、こんな感じだ。

人生というものは、永遠なる自分探しの旅なんだよ。仕事も家庭も趣味も酒も、全部そのための小道具にすぎない。一つの小道具にのめりこんじゃうと、他の小道具がおろそかに扱われる。つまり、人生のシナリオが偏った展開になってしまう。
仕事バリバリ、家でゴロゴロ。これが最悪のシナリオだ。対(つい)がつながっていないから、人生のシナリオは悲劇の結末となる。対(つい)ってわかるか?
仕事と家庭、妻と夫、親と子、上司と部下。これらがつながってこそ、まともな人生になる。自分探しの旅のためには、バランスのとれた対(つい)を創りあげなければならない。

営業の仕事って、モチベーションが非常に大切だ。
特に新規開拓は、自分で自分を奮い立たせなければ、行動ができない。未知の世界に飛び込んでいく勇気、不安を乗り越える勇気がなければ、やっていけない。結果も出ない。

小手先の技術だけを磨いても、継続的に行動していくことはできないのだ。

だから、考え方―仕事に対する考え方、人生に対する考え方が確立していなければならないのだ。
他人から仕事を与えられているうちは、満足な結果は出せない。自分で自分の仕事を創り出す習慣がなければ、営業の仕事は続かないのだ。

この本は、そのことをきちんと伝えたいために、物語になっているのだと解釈した。

物語であることで、読み手の意欲が継続する。考え方の習慣を変えることの重要性がより深く理解できる。
著者の企画力に感謝をし、さわやかな気持ちで読了した。

軽い気持ちで読み始めたが、得るものの多かった本だった。


続きを読む...





にほんブログ村 本ブログへブログ村 本ブログランキングに参加しています。

Banner_02_5 人気ブログランキング 本・読書ランキングにも参加中です。

|

« 小さな飲食店 黒字経営の原理原則100 | トップページ | なぜ、あなたは働くのですか? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 世界一ワクワクする営業の本です:

« 小さな飲食店 黒字経営の原理原則100 | トップページ | なぜ、あなたは働くのですか? »