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2007年12月30日 (日)

"豆富一丁"をどう売る?

02691716樽見茂著 『"豆富一丁"をどう売る?―非常識な事業戦略が壁を打ち破る!』

商売人の魂を感じる熱い内容だった。

樽見さんは根っからの商売人だ。
自分の商品を売るために、どんなことが必要かを常に考えている。
その気持ちが本のタイトルに現れている。

損して、得取れ!

ありきたりだが、この人はこの商売の基本をわきまえている。
スーパーマーケットで自分の商品を売り始めたときの逸話。スーパーマーケットから撤退した判断。豆富料理専門の外食店の利益を出す手法。再びスーパーマーケットで商品を売り始めた時の判断。
すべて目先のことではなく、一歩先を見据えての判断をしている。一見「儲からない、損をする」という行動をとりながら、実はその先にある「得を取る」結果を見据えている。
だから、粘り強さが出るのだろう。当初はダメでも、必ず逆転するときが来ることを確信している。これって、まさに戦略思考だよなと思う。

俺は豆富屋なんだ、という意識を常に持っている。

これが本当に素晴らしいと思う。「豆富を売る」という姿勢に迷いがないのだ。
外食店を出すのも、M&Aをするのも、すべて自分が売りたい豆富を売ることが目的なのだ。
そこに迷いがまったくない。事業領域がふらつくことはない。
理念を全うする、というのはこういうことを言うのだ。

これが、商売の質を上げ続け、消費者の信頼を得続ける最大のポイントなのだ。

本を読むと樽見さんが、経営やマーケティングに関する知識が非常に広いことがわかる。よく勉強されていることがわかる。
勉強したことを実践し、結果を出している。だから、説得力がある。結果として、自分の言葉として経営の理論が語られている。

本で知識を増やすことも大切だが、それを実践することはもっと大切だ。そして、失敗と成功という結果を出し、自分の信念を固めていく。

この姿勢が本当に大切であると感じる。

樽見さんは今後も、"豆富一丁"をどう売るか、を考え続け、マーケットを世界に広げていくことだろう。

本当の商売人の生き様を知りたい方は、是非一読あれ。


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