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2007年12月 1日 (土)

Devilman.com

Devilman_2鳴川光一著 『Devilman.com』

最初は単なる遊びのつもりだった・・・・・・・・
しかし、血の掟に縛られた少年たちは、次第に殺人ゲームに駆り立てられる

読後、なんとも救いのない感じに包まれた。将来に対する漠然とした不安感を煽られた。

「愛」をテーマにした感動小説やドラマが流行る一方で、「死」や「犯罪」の必然性をテーマにした小説、ドラマの存在が目立ち始めている。
ポジティブが流行れば、ネガティブが強調されるという典型的な例なのだろうか。
この小説は現代社会に潜む焦燥感、無力感に侵された少年達の心の闇の部分をクローズアップした小説だったが、なんともやりきれない感覚を与えられる。

生きる目的ってなんなのだろうか?

深く考えざるを得ない。

高度に構築された現代社会の構図の中で、人は何を目的に生き、何を幸せと感じるのだろうか?
誰が動かしているのかわからない社会という組織の中で、自己の存在意義を主張することだけが生きがいになっている虚しさを感じずにはいられない。

社会の一員でありたいと願望しながら、他の人間とは違う存在でありたいと願う。
他人に勝つため、周囲から「他とは違う」という評価を得るために、日々苦悩し続ける魂は、どこに向かって歩み続けるのか?

世の中にあふれる情報に翻弄される我われには、虚構と現実の境目を判断する能力が問われる時代になってきている。

幼いころからバーチャルな空間に慣れ親しんだ現代の少年達のその危うい判断基準を憂いずにはいられない。

この救いのない小説から、非常に強烈な危機意識のメッセージを受け取った。


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コメント

『Devilman.com』の記事でトラックバックされていたので寄らせていただきました(´∀`)
経済関連の本が多いですね。経済関連の本は、読んだことありませんが生きていくためにはとても大切な知識ですよね。

投稿: three | 2007年12月 1日 (土) 12時53分

threeさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

ビジネス書も楽しみで読んでいます。
昔は仕事を上手にこなすために読んでいたのですが、最近はより良く生きるために読んでいます。
どんなジャンルの本でも、自分の立場に置き換えて読むことで、いろんな気づきが得られますね。

また、遊びに来てください。
よろしくお願いします。

投稿: 成功おたく | 2007年12月 1日 (土) 18時28分

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