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2006年9月10日 (日)

「おなかのすく人」はなぜ病気にならないのか

483341835501石原結實著 『「おなかのすく人」はなぜ病気にならないのか』

我われが腹一杯食べると、血液中にはタンパク質、脂肪、糖、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富になる。すると、それを食べて生きている白血球も腹一杯になるので、血液中の老廃物が増えても、病原菌が侵入しても、ガン細胞が発生しても、貪食しようとしない。つまり、免疫力が落ちるのである。

この論理が、この本の趣旨だ。
おなかをすかしていたほうが免疫力が上がる。だから頻繁に「おなかをすかしている人」が病気にならない、と説く。

こう言うと、「じゃあ、食事はしないほうがいいのか?」と極論を言う人が出てくる。
そこで、著者の石原さんは、「本能を大切にしろ」と言っている。
体が求めるものに正直になりなさい、自然体を大切にしろ、自分で判断しろ、と言っているのだ。

我われ人間は、悲しいくらいに情報に翻弄される。
「朝食は必ずとりなさい」と言われれば、体がそれを求めていなくても、無理矢理朝食をとる。
「塩分を控えなさい」と言われれば、料理がまずくなっても、減塩を優先する。
「水を飲みなさい」と言われれば、強迫されているかのように、四六時中、水を飲む。
この姿勢を見直せ!と警告してくれているのだ。

私の崇拝するポール・マッケンナ氏も同じことを言っている。
「日々の暮らしの中で自ら責任をもって自分の物の見方を決めなければ、誰か他人に決められてしまう」
情報に翻弄されて、「自分のことは自分が一番知っている」ということを忘れてはいけない。

石原氏がいみじくも言う。

たとえ生命にとって大切なものでも、「過ぎたるは及ばざるが如し」どころか「有害になるが如し」であることを肝に銘ずるべきである。

この本は、きっと新谷弘実氏の『病気にならない生き方』と比較される。
そして、「言っていることが違う」と論評されることだろう。
しかし、そんな論評が起こること自体、意味がない。
どちらの本も、「科学的には、人間の体にはこんな要素が必要だが、理想的な生活を送ることは現代ではなかなか困難だから、この情報をもとに、自分に最適な生き方を自分で模索しなさい」と言っているのだ。

『病気にならない...』を読んで、牛乳は飲んではいけない、水はたくさん飲まねばならないと決心したかと思うと、この本を読んで、やっぱり牛乳は適度に飲んだほうがいい、水はあまり飲まないほうがいい、塩分も摂取した方がいい、朝食は抜いてみようか、と心が揺らぐ。
そんなつまらない本の読み方をしてはいけない。
情報は誰かの意見である、ということを意識しながら、参考にすれど翻弄はされない本の読み方をしよう。

石原氏がこう、結論づけている。

物事の良い面を見て、明るく前向きに情熱を持って生きている人の体熱は高い。こうした人は、ガン細胞をやっつけるNK細胞の働きも旺盛で免疫力も高く、病気にかかりにくいし、たとえ病気にかかっても治りやすい。

これが基本だろう。

私はとりあえず、病気にならない。少し体調が崩れても、寝込んだりしない。
それは「自分は健康だ。病気になるはずがない!」と常日頃、心から信じているからだ。
そのために、体に入れるものには気使いしているし、生活のリズムも大切にしている。
自分の体のためになにが必要かを、いつも自分で考えて、実践している。
そして、他人の意見もたくさん取り入れるようにしている。
その姿勢が、体調管理そのものだと思っている。
「私は健康だ!この状態を維持するために何が必要か?」と考え続けることが、健康管理の入り口だと思っている。

そんなことに確信を得た一冊だった。
(石原さんの教えを参考に、毎日スクワットしてから、寝ることにしよう。)


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