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2006年9月14日 (木)

不可能を可能にする成功力

492504182709浜口直太著 『不可能を可能にする成功力』

著者の自己プロデュースの上手さに舌を巻いた。

著者のことをまったく知らなかったが、タイトルに惹かれこの本を手にした。アメリカで成功した「国際経営コンサルタント」であることを、「プロローグ」を読み、初めて知る。

「私に力を与えてくれた海外著名人の方々」を読み、度肝を抜かれる。
そこには、ビル・クリントン、ジョージ・ブッシュ、ピーター・ドラッガー、マイケル・デル、ノーマン・ブリンカーなど、アメリカ政治経済界の重鎮たちの名前が列挙されている。
その人たちとビジネス上のつながりがあるという。

「この人はすごい人だ!」

さらに、国際経営コンサルタントになるまでの非常識で大胆な経緯にも、迫力を感じる。
本の内容に触れる以前に、浜口氏の世界にすっかりはまってしまった。
これがアメリカ流なのか?

いや、国際社会で、自分の能力を磨いてきた人一流の、自己プロデュースの仕方なのだ。

近藤藤太氏の生き方、考え方と重なる部分を感じてしまった。

米国で10年以上前に起きたことが日本でも起きている。もし、10年後の日本を知りたければ、今の米国を把握、分析すれば、かなり見えてくる。

この趣旨の則って書かれた、米国流のビジネススタイルの指南書である。
国際社会から見たとき、日本の文化は、独特である。
島国であり、単一民族で構成されたその独特の環境は、欧米人には理解できない文化を生み出している。
それは、ビジネスの習慣にも色濃く反映されている。
日本で成功する考え方と欧米で成功する考え方は明らかに違う。

日本には日本なりのやり方がある。
それはそれでも、いいだろう。しかし、考えるべきは、欧米流の生活様式、考え方、習慣がどんどん日本に入ってきていることだ。
それに合わせて、ビジネスのやり方も変化させる必要がある。

「横並び主義」から来る日本の構造的不況が長く続く中、その打開策として見栄やプライドを捨てて自分で考え、良いと思うことを自分で考えて実践する米国流ビジネス手法を日本人が、積極的に行うべきだと信じる。

これが著者の強い思いだ。
慣習や環境に流されて、自分で考えることをせず、ふつふつとした感情を抱きながら毎日を過ごす日本人に大きな刺激を与えてくれる。
この主張は、昨日のソフトブレーン会長の宋文洲さんの言葉とも合致している。
「形式主義」に凝り固まった頭には、米国流のさっぱりとした「実質主義」は、にわかに受け入れ難いかもしれない。

「日本には日本の良さがあるから、それを残しつつ、新しい考え方を取り入れていこう」などと、生ぬるいことを言っていてはいけない。

浜口氏は、こう締めくくっている。

過去の日本で成功した経験・知識・やり方はもう通用しなくなってきた。したがって、いつまでも高度経済成長期やバブルの経済気での成功のルールにしがみ付くことは負け組みになる原因を積むことになる。

この言葉を肝に銘じて、変化に対応すべきだ。


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コメント

日本は単一民族国家ではありませんよ。アイヌ民族、琉球民族、朝鮮民族などがいます。これら少数民族が人口の3%を占める以上、単一とは言えませんね。単一民族というのは、天皇崇拝思想が生み出した妄想です。単一民族という言葉そのものが、他者を排除しようとする最たる表現です。

投稿: わっそ | 2006年9月16日 (土) 02時39分

わっそさん、はじめまして。
コメント有難うございます。

勉強不足で申し訳ないです。
認識を改めます。

投稿: 成功おたく | 2006年9月16日 (土) 07時56分

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