フレッドが教えてくれた仕事でいちばん大切なこと
マーク・サンボーン著 『フレッドが教えてくれた仕事でいちばん大切なこと』
非凡な行動で、多くの人に勇気と感動を与える郵便配達員“フレッド”。
この実在の郵便配達員は、特別にすごいことをしているわけではない。
自分のできる「他人に貢献する行動」を、自分の頭で考え、常に実行しているだけだ。
ひとつひとつの行動や発言に飛びぬけたものはない。
しかし、その積み重ねがフレッドの非凡さを際立てていく。
フレッドの行動の源は、出世欲や名誉欲といった成功願望ではない。
「よい行いをすれば気持ち良く過ごすことができる」
という非常にシンプルな行動哲学によって突き動かされているだけだ。
自分の目の前にいる人にとって、自分ができる最高の貢献をする。
という行動は、本当に小さな心掛けであり、本当に小さな行動なのだ。
この心掛けが、フレッドを金持ちにしたりすることはない。
しかし、確実に彼の周囲の人間を幸福にしていく。
そして、一番幸せなのは彼自身である。
そして、彼の小さな行動はやがて、「貢献の輪」となり、全世界に広がっていく。
映画『ペイ・フォワード』のことを思い出した。
自分のできる最高の貢献を実践し続けることによって、確実に世界は豊かに変わる。
何よりも、行動した本人自身が豊かになるという貢献を得られることは言うまでもない。
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