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2005年11月12日 (土)

6000人を一瞬で変えたひと言

4763195069 大越俊夫著『6000人を一瞬で変えたひと言』

思っていた内容とはまったく違う内容の本でした。

タイトルを見て、すごい後援家が日本にも登場したんだな、と勝手に思い込んでいました。6000人の聴衆を前にして、ひと言でものすごいインパクトを与えるすごい人の講演記録だと勝手に思い込んでいました。
日本にもついに、アンソニー・ロビンスばりのモチベーターの登場かとワクワクしながら、ページをめくると、なんと、そこには不登校児・中退児を対象とした私塾の塾長の訓話が展開されていました。

思っていた内容と全然ちがう!と思いながら、目次とおぼしきcontentsというページを眺めると、そこには魅力的な言葉がたくさん並んでいるではないですか。引き込まれるように読み始めると、あれよあれよという間に一気に読みきってしまいました。

過去6000人以上の不登校児と真剣勝負をする中で、大越さんがつかんだ数々の生きる上での価値観。ここで紹介されている言葉の数々は、世の若者たちに発信すること以上に、真の幸福を求め続けた大越さん本人が、自分の信条を確認しているように感じました。それだけの迫力を感じました。

中でもこの言葉には、最も熱い思いを感じ取りました。

適応できないと感じるのも能力だ。これを「不適応能力」と言う。

環境に合わせて、自分を変化させ、能力を向上させていくことも一つの能力だが、周囲の価値観に流され、自分の信念を曲げ続けて生きていくのは能力ではない。自分の価値観をしっかりと持ち、周囲に流されず、押し付けられたことに拒否する力も立派な能力だ。これを大越さんは「不適応能力」として、認めているのです。
「個性を重んじる」という言葉で表現してしまっては、あまりにもありきたりですが、「不適応能力」という言葉には、それを超越した強烈な自己表現を感じます。
周囲の人の価値観に合わせることができず、学校に行きたくない、と主張する子供たち一人一人と真剣に対峙してきた結果の迫力のある言葉だと思います。

そして、私が本当に勇気づけられたメッセージ「二つの道があって、どちらかに行こうと迷ったら、苦労の多いほうを選べば、まず間違がいない。」というタイトルの文章を紹介します。

人間が何か行動を起こすときの基準は、"善悪"ではなく、"損得"あるいは"苦楽"であることが多い。師友塾にやってくる子供たちも例外ではない。得で楽な道を選んで"生活派(安定した生活)"になることに執着する。
それでは自分の人生を生きている実感など得られるはずもない。
「辛い道を選べ。そうすればひとかどの人間になれるぞ」
私はいつもこう言ってはっぱをかける。
(中略)
「しんどい道」を選択したこと、それが結果には私の血肉となり、今の私が存在する。大学の教師という道を捨て、親や先生の言うことを聞かない子たちを生き返らせる道を選んだことで、私自身がこんなに元気になった。子どもたちと共に過ごすことで、十分に"生"を実感している。子どもたちに「ありがとう」と声をかけられることは、至上の喜びだ。
安易に"手に入る幸せ"よりも、"たどりつく幸せ"にこそ、大きな喜びがある。
たどりつくまでの道は、けっして平坦な道ではない。人から見れば、何を好んで苦労を背負い込むのかと不思議に思われるかもしれない。しかし、もっと高いところから見れば、その道がどんなに美しく、喜びに満ちた道だということがわかるだろう。

こんなことを教えてくれる先生。子どもと接することに至上の喜びを感じている先生がいることを知り、「世の中、きっと良くなるな」と実感した瞬間でした。


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コメント

はじめまして、聖者吉本@こうたんと申します。
僕のブログにコメント、トラバして頂き、有難うございます。

この本は、本当に心に響く言葉ばかりですね。
不登校の子供様にも届いたくらいですから、
分かりやすく、簡潔な言葉ばかりでした。

僕の読んだ感想です。

投稿: 聖者吉本@こうたん  | 2005年11月12日 (土) 15時20分

コメント有難うございます。
成功者が成功を実感する時って、いつなんでしょう? 人生の成功って、なんなんでしょうね。 それを探している毎日です。

投稿: kaiseik | 2005年11月12日 (土) 20時43分

コメント&とらば
ありがとうございます。

本書は著者の「本気」が伝わってくる
良書だと思います。

投稿: 五臓六腑 | 2005年11月13日 (日) 10時20分

そういえば、高校生の頃、教師に「不適応児!」と言われたことがあります(爆笑)。あれって、褒め言葉だったんですねぇ。自信を持ちました。

投稿: マッチ | 2005年11月13日 (日) 19時54分

聖者吉本@こうたんさん、はじめまして。
コメント有難うございます。

すごくわかりやすい表現が多く、ストレートに心に染み入りました。
何回も読み返したい本ですね。

それでは、また遊びにきてください。

投稿: 成功おたく | 2005年11月15日 (火) 05時06分

kaiseikさん、はじめまして。
コメント有難うございます。

最近、読んだ本で、「全ての人間が必ず行く着くのは"死"である。生きる目的は死ぬことだ。だから、死ぬまでは全て過程なのだ。その過程の中で、いかに幸福感を味わえるかが、人間の価値だ。」みたいな言葉を目にしました。
大切なのは、"今"ですね。"いつか"幸福感を手に入れるのではなく、"今"幸福感を持っている人。それが成功者なのかもしれません。

いつでも成功できるし、いつでもみじめになれると言うことでしょうか?

それでは、また遊びにきてください。

投稿: 成功おたく | 2005年11月15日 (火) 05時13分

五臓六腑さん、はじめまして。
コメント有難うございます。

確かに、迫力を感じました。
毎日が真剣勝負。生きてるっていう実感を味わえる人生を送りたいですね。

それでは、また遊びにきてください。

投稿: 成功おたく | 2005年11月15日 (火) 05時15分

マッチさん、おはようございます。

やっぱり、マッチさんは不適応児だったんですね(笑)
この本を読みながら、マッチさんの言葉をたくさん思い出しました。
一度しかない人生、できるだけ自分を表現して、悔いを残したくないですね。
見習います!

投稿: 成功おたく | 2005年11月15日 (火) 05時17分

コメントありがとうございます。

実はまだ読んでいないので、なんとか時間を作って読んでみたいと思います。

投稿: lsa | 2005年11月16日 (水) 00時25分

isaさん、はじめまして。
コメント有難うございます。

是非、読んでみてください。サクサク読めて、ためになる本だと思います。

投稿: 成功おたく | 2005年11月17日 (木) 22時02分

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