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2005年10月10日 (月)

この世で一番のメッセージ

4812408644オグ・マンディーノ著『この世で一番のメッセージ』

オグ・マンディーノが最後に伝えたかったメッセージがここにある!といった感じです。

この作品は、小説の形式はとってはいますが、物語の部分はメッセージを伝えるためのエッセンス的な役割しかしていません。ページの多くが、過去の成功者の言葉の引用に割かれています。
この作品はオグの遺作ということですので、オグから読者への最後のメッセージと捉えることができます。

なぜ、オグは最後のメッセージをオグ自身の言葉ではなく、過去の成功哲学書の引用をメインとしたのか?
その理由は、オグ自身が語るこの言葉にヒントを感じました。

考えてみればわたしは成功や願望の成就について十八冊もの本を書き、そのなかで数百の法則と原理を紹介してきた。その人間が四十年もの間、すでに何度も目を通している、ほぼ一世紀前のスタイルの自己啓発についての資料を読んでいたのである。ところがなにを今さらといった思いはいっさい浮かんでこなかった。

そして、最後に「昨日」というタイトルのフランク・クレインという人の書いたメッセージでしめられています。

「成功」とは、自分の使命を果たし続けること。
このことを伝えること自体がオグ・マンディーノの使命であった。と私は解釈しました。
自分が体験や経験を通じて得た何かの真理、これを人に伝えるために、人は生きているのではないか。その伝える内容、伝える手段、伝える相手は人それぞれの選択にある。このことを果たせたとき、人は使命をまっとうし、その生涯を閉じる。

オグのメッセージを通じて、私はこのことを深く理解しました。

「人生のはしご」と称して引用される人生哲学の古典の最終段には、オスカー・ワイルドの『幸福の王子』が引用されています。オグは人に生きる勇気を与えることを、成功の最終段階と考えていたのです。

この作品は、オグ・マンディーノのファンにのみ読んで欲しい作品です。オグ自身のいろいろな思いを感じることのできる特別な著作であると思います。
反面、オグ・マンディーノという人の生涯と哲学を理解しようという姿勢のない方には、非常に退屈な本になるはずですので、これからお読みになる方は、心してお読みください。

追記;
『本当は恐ろしいグリム童話』(桐生操著)という本があります。
この本は、人間の本来の欲望や自己本位な考え方に基づく異常な行動をデフォルメし、お話の裏に隠されたもう一つの解釈に焦点を絞って書かれた、大人のための童話集です。
この作品の『Ⅱ』の最後に、「幸福の王子」が収録されています。(グリム童話ではありませんが、収録されています。)他の話の多くは、人間の欲深さや自己中心性がデフォルメされているのに、この作品は、与える心の優しさが強調されています。
エロチックでグロテスクな解釈と表現を得意とする桐生操さんをしても、この作品は美しい話として捉えたようです。
ご興味のある方は、是非、こちらも読んでみてください。


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コメント

トラバ、ありがとうございました。
高校生のブログで、オグファンには物足りないレビューでまことに申し訳ございませんが、よろしければ、また、僕のブログにお越しください。
また、来ます。
あと、地上最強の商人 って世界一のセールスマンのことですよね?

投稿: devil | 2005年10月10日 (月) 23時20分

devilさん、はじめまして。
コメント有難うございます。

高校生で、オグファン。素晴らしいですね。
成功にかける情熱は、若いうちから養うべきものだと思います。オグの作品のうち、一冊でいいので、気に入ったものを何回も何回も読み直してください。
きっと、あなたの人生は、素晴らしいものになります。

>地上最強の商人 って世界一のセールスマンのことですよね?

そうだと、思います。ただ、セールスマンという言葉は英語と日本語では、ニュアンスが違いますので、オグの言わんとすることを理解すると、「セールスマン」でなく「商人」になるのでしょう。

それでは、あなたの素晴らしい成功が訪れることを祈ります。
また、来てください。

投稿: 成功おたく | 2005年10月11日 (火) 05時42分

お久しぶりです。
私もこの作品は読ませていただきました。
成功おたくさんの言う、「オグファン限定」の言葉がとても印象的です。私のこの作品は、サイモンシリーズ第一部・第二部を呼んだ方にしかわからない感動があると思います。
本当に、成功おたくさんの書評は、的確で感動しております。また、オグ作品を書介してください。

投稿: mhpce | 2005年10月11日 (火) 18時18分

成功おたくさん、こんばんは。
サイモン最後の話ですね。
様々な引用がほぼ丸ごとあってびっくりしたのを覚えています。
中でも、絵本で読んだ「幸福の王子」でしょうか。

投稿: HIDE | 2005年10月12日 (水) 00時13分

mhpceさん、お久しぶりです。

お褒めいただき、恐縮です。
オグ・マンディーノの未読の本を、一気に読んでしまおうとも思うのですが、無理に探すことをあえてしていません。
私に必要なタイミングで、本のほうからやってくると信じて、自然に出会う日を楽しみしています。
今回も、絶妙なタイミングで『世界で一番のメッセージ』が私の手元にやってきました。
次にどの本が、やってくるか楽しみです。
その都度、書評を書いていきますので、どうかご期待ください。

また、お待ちしてます。コメント有難うございました。

投稿: 成功おたく | 2005年10月12日 (水) 06時02分

HIDEさん、いつも有難うございます。

この本は物語を楽しむ本ではありませんが、オグ・マンディーノの哲学の集大成だと思いました。
読後しばらく、オグが何故この本が書いたのか、意味をずーっと考えていました。

奥の深い本ですよね。読んで良かったと思います。

投稿: 成功おたく | 2005年10月12日 (水) 06時05分

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受信: 2005年10月26日 (水) 19時46分

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