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2005年10月30日 (日)

トゥルーマン・ショー

B000B84MSMジム・キャリー主演、ピーター・ウィアー監督 『トゥルーマン・ショー』

突然ですが、映画の紹介をします。

レンタルビデオ屋さんで散々探して見つけた映画です。
何故、そんなに探してまでこの映画が見たかったのか?さらに、ビジネス書評と題したこのブログで、なにゆえ紹介をするのか?

答えは簡単です。今週読んだ『第11番目の鍵』で、著者が必ず見ろと言っていたからです。こんな紹介をしていました。

実はあの映画は、第11番目の鍵を理解するのに大いに役立つ。まだ観ていない人には、できるだけ早く観ることをお勧めする。ビデオならレンタル店でも販売店でもすぐに手に入るはずである。本書を読み進めばわかるが、『トゥルーマン・ショー』が与えてくれるさまざまなイメージが、第11番目の鍵を理解するうえで役立つのである。一本購入して繰り返し見てもいいくらいである。

このくだりを読んで、早急に観ようと思ったのですが、さらに別の章では、

映画『トゥルーマン・ショー』を見れば、あなたとあなたのインナーCEOが踊るダンスがどんなものかわかるだろう。あなたとインナーCEOとの関係を、トゥルーマンと番組ディレクターとの関係に例えるのは適切とは言えない面もあるが(ディレクターの行為にはトゥルーマンをだまし、自由を奪い、操作する面があるが、あなたとインナーCEOとの関係にそうした要素はない)、この映画を見るといろいろ有意義な連想が働き、インナーCEOとの関係がわかるだろう。

こんな紹介がされていたら、どうしても見たくなるじゃないですか!
どんな胸おどる成功物語が展開されているのかと、ワクワクしながらレンタル店に出かけ、やっとの思いで探し当て、さっそく観賞しました。
(なかなか見つからないので、ビデオ屋の店員に尋ねたところ「当店にはありません」と言われたにも関わらず、その後30分以上も店内をうろつきまわり、ついに探し出した私は、四つ葉のクローバーを見つけ出せるほどの執念の持ち主です。)

余談はこれくらいにして、内容はこんな感じです。

典型的なアメリカ市民、トゥルーマン。燦々と降りそそぐ太陽、白いペンキで塗られた小さな家々、まわりを囲む青い海 、夢のように平和な離れ小島の町シーヘブンで平凡に暮らす彼は、保険会社のセールスマン。まるで愛想のかたまりのような彼は毎朝、垣根ごしに隣人と一日分の接拶を交わして出勤していく。
ある朝、いつものように新聞スタンドに立ち寄った時のこと。少年の頃、海の事故で亡くなった彼の父親にそっくりな人物が現れる。まさかと思いながら、声をかけようとすると、突然見知らぬ連中がその人物を強引に連れ去ってしまう。これをきっかけに、次第に彼は誰かに監視されているのではという疑いを強く感じ始める。
30年間、この島から一度も出たことがなかったトゥルーマンの夢は、大学時代に出会ったローレンがいると思われるフィジーを訪れることだった。理解不可能な出来事が度重なる中、トゥルーマンはフィジーへの旅立ちを決心する。ところが、またも誰かの意思を感じるような出来事が重なり、島からの脱出をことごとく拒まれる。妻のメリルや親友のマーロンにも相談するが、彼の疑問は不自然にはぐらかされるばかりで、彼の中のもやもやは確信に変わっていく。
そして、ついに明かされる思ってもいなかった事実。
彼は生まれる以前から、ある計画により24時間365日監視され、人生をコントロールされていたのである。
そのことに気づいたトゥルーマンが取った行動とは...。

近未来、科学の発達は、人の人生さえもコントロールしようとする傲慢な人間を創りだして行く。自由とは、幸福とは、ということを深いところで考えさせてくれる、哲学的な作品だと思います。まったく成功物語ではありませんが、非常に興味深い作品です。

事前情報なしで見始めると最初の30分くらいは、頭の中が?マークで一杯になります。しかし、見終わった瞬間に、疑問がきれいさっぱり拭い去られる後味の良い娯楽性にも優れた映画です。すべてを理解したあとに、繰り返し見たくなる緻密な作りになっているのが名作の証でしょう。

確かに、インナーCEOのイメージが理解できました。
自分が果たすべき使命は決められている、という考え方には共感していますし、誰かに導かれていることは常に感じとるべきだとも思っています。でもやっぱり、自分が行くべき道は知らない方がいいのだということをよく理解できました。

この映画の中でも言っていましたが、人がとるべき行動はすべてその本人の意思に委ねられている、ということです。
この映画を見ながら、最近、本屋で立ち読みした『バッドラック』という本のことを思い出しました。
神は現象を起こすことはできるが、その現象に影響を受ける人々の幸・不幸を決めることはできない。何故なら、それは人それぞれの解釈に委ねられているのだから、ということですね。

久々に真剣に映画を観て、映画もたまにはいいな、と思いました。
(書評以上に長くなってしまいました...。)


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コメント

おはようございます。
本日は映画ですね。私も見たくなりました。
読みたい本や見たい映画が日に日にたまってきて、おまけに仕事もたまってきて困っています(^^;
(でも、楽しい毎日ですが)

投稿: HIDE | 2005年10月30日 (日) 06時32分

HIDEさん、おはようございます。

映画もいいもんですね。
本の中で紹介されている作品は、なるべく見ようと思っていますが、ビデオ屋さんにあまり行かないので、ついつい後回しになっています。
今回は思い立って、強い気持ちで探しにいきました。
今回、この映画を探しているうちに、前々から観ようと思っていた『ペイ・フォワード』(本田健さんがいつも紹介する映画です)も見つけました。
今度はそれを観てみようと思ってます。
観たら、また記事に載せてみます。

投稿: 成功おたく | 2005年10月30日 (日) 09時45分

こんにちは!書き込みありがとうございました!
成功おたくさんの映画レビュー、すごく独特な見方でとても面白かったです。
僕は後半、親友にすら騙されているトゥルーマンがかわいそうになってしまいましたが。

ところで、僕も来年4月から社会人になるのですが、
とても参考になりそうな記事がたくさんありますね!
今度、ゆっくり読ませていただきたいと思います。

投稿: タカSHIT | 2005年10月30日 (日) 13時11分

タカSHITさん、はじめまして。
コメント有難うございます。

いろいろな解釈のできる奥の深い映画ですよね。
私はいろいろ考えてしまうタイプなのですが、あまり深く考えずに、制作者のサービス精神を堪能する方が、正統派なのだと思います。

また、遊びに来てください。
お待ちしてます。

投稿: 成功おたく | 2005年10月30日 (日) 20時15分

どうも。トラバ、コメントありがとうございます。
考えるところいっぱいのこの映画。普段の生活さえ案外そんなもんなのかもねとか思ってしまいました。けどそうだとしても真実は知りたくないですね。知らぬが仏とはよくいったものです。

緻密さにやられて何度も観ちゃいました。。。

投稿: アマchan | 2005年10月30日 (日) 22時45分

 トラバ返しさせていただきました、わわ、そんな視点もあったのですね。というかあの話にそんな難しい内容が盛り込まれていたのですねっ!(笑。はへー、なるほどと思いながら拝読させていただきました。
 私は成功おたくさんとは逆に、『トゥルーマンショー』を見たことがきっかけで『第11番目の鍵』を見ることになりそうです。見てみようかと思います。

投稿: | 2005年10月30日 (日) 22時49分

そんな見方があるとは!
勉強になりました。
一度観てみます。

投稿: マッチ | 2005年10月31日 (月) 15時14分

アマchanさん、コメント有難うございます。

もし、自分の運命を誰かに操作されていたとしても、そのことを一生知らなければ、操作されていないことと一緒ですよね。
大切なことは、自分でなんとかできると信じて、懸命に努力することだと思います。

また、遊びにきてください。それでは

投稿: 成功おたく | 2005年10月31日 (月) 22時45分

浅さん、コメント&トラバ有難うございます。

『第11番目の鍵』、是非、読んでみてください。
『トゥルーマン・ショー』を思い出しながら読まれると理解が深いと思います。幸せに生きるための知恵が盛りだくさんですので、お勧めです。

また、遊びに来てください。それでは

投稿: 成功おたく | 2005年10月31日 (月) 22時49分

マッチさん、毎度です。

私の場合、子供といっしょに『戦隊シリーズ』を見ていても、哲学を感じてしまうバカモノです...(爆笑)←マッチ風です
まあ、面白い奴だと思ってください。

投稿: 成功おたく | 2005年10月31日 (月) 22時52分

成功おたくさん、ご無沙汰しています。
おもしろそうなビデオですね。早速借りてみてみたいと思います。
「バッド・ラック」実は私も本屋で立ち読みしました(笑)。
不屈の精神、何が起ころうとも前向きに捉える考え方は痛快でしたね。

投稿: たっくん | 2005年10月31日 (月) 23時26分

コメント、TBありがとうございました。
成功おたくさんの解釈に、私も基本的には同意します。

私は運命とか偶然、神の意思、そういう、人知を超えたsomething greatが人間の行動を決定していると信じています。そこに人知の入り込む隙はないと考えているところがちょっと違いますかね。
自分の意志で自分の生きていく道を何とか決めて生きたいと思うけれど、それは後から考えれば全て何かに導かれてたような気がする。自分の力に限界も感じるし。
だからこそあのドアを開けたトゥルーマンを心から賞賛しました。

でも、私は与えられた運命を最大限幸せに生きることは得意です!最後の太字の部分、首肯します。上手に解釈して幸せに生きていきたいものですね。

長くなってしまいました、すみません。

投稿: にゃお | 2005年11月 1日 (火) 00時18分

たっくんさん、お久しぶりです。

『バッドラック』は面白そうな小説でしたが、買わなかったのは、なんかちょっと話が白々しかったのと、ぱらぱらっとめくっただけで、全体像が見えてしまったので、今回は見送りました。
また出会ったときに、読みたくなっていたら購入すると思います。(その時、この本以上に読みたい本がなければですが...。)

また、遊びに来てくださいね。それでは。

投稿: 成功おたく | 2005年11月 1日 (火) 18時00分

にゃおさん、はじめまして。
丁寧なコメント有難うございます。

人生は決まっていても、いなくても、基本的には、何が起るかわかりませんね。
わからないから楽しいと思っています。
明日をちょっとでも良くするために、今日を懸命に生きるという考え方が私は好きです。
でも、自分が思っていた以上の出来事に遭遇したときには、サムシング・グレートに感謝したり、教訓を考えたりします。

まあ、人間いろいろな考え方を持って、生きていていいんじゃないですかね。
お互い幸せになりましょう!

投稿: 成功おたく | 2005年11月 1日 (火) 18時09分

訪問、コメントありがとうございます。

私は、トゥルーマンショーに限らず、いい作品と思ったときは、何度も見返すことが多いですね。

成功おたくさんとは逆に、ほとんど本は読まないのですが、原作のある作品は、いつか原作を読んでみたいと思っております。

こういう作品は、見る人によって様々な感想を抱けるので、他の人の感想を聞くのもひとつ勉強になったりします。

私のブログにおける作品紹介では、内容についてほとんど触れてはいないんですが、どこまで書いていいものか、成功おたくさんの様に、事前知識がない方がより楽しめる様な気がして、ネタバレ的な事が書けない感じなんです。

DVDのジャケットにあるくらいの簡素な内容は書いたほうが興味を引けるんでしょうか^^;

悩ましいところです(笑

再度、記事にしようと思いますので、その時はまたコメントいただけると幸いです。

いつか、読書にふける時が来るかもしれないので、リンクはらさせていただきます。


折角なので、私のお気に入り作品を一つ紹介していきます。
三谷幸喜監督の、『12人の優しい日本人』
これは、陪審員制度にが日本にあったら・・・?と言う感じの作品ですが、今後実際になりそうなので、一度見てみると面白いかもしれません。

では、失礼いたします。

投稿: 北風@亀 | 2005年11月 1日 (火) 21時05分

トラックバックありがとうございます。
構成が緻密で、再び見てみたい気を起こさせるいい作品でしたね。

投稿: dustsign | 2005年11月 1日 (火) 22時35分

北風@亀さん、はじめまして。

そうですね、書評とか映画の紹介などで、ネタばらしをし過ぎてはいけないですね。
私もなるべく、実際の本を読みたくなるような紹介の仕方を心がけています。

『12人の優しい日本人』、探して観てみます。
また、興味深い作品があれば、教えてください。

それでは。

投稿: 成功おたく | 2005年11月 2日 (水) 19時18分

dustsignさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

一度、見終わった後に、もう一度見ると、いろんなことがわかり、より楽しめる作品だと思います。
特に最初の30分間は、二度目が面白いですね。
製作者のねらいが素晴らしい作品だと思います。

また、遊びにきてください。
それでは。

投稿: 成功おたく | 2005年11月 2日 (水) 19時22分

TBありがとうございます、物の捉え方は十人十色と頭では分かったつもりでも、実際にこうして読んでみるととても興味深いです。
これでまた、トゥルーマンショーを見返した時に前回見えなかった部分、新しい発見ができそうです。
それと、こちらからもTTBさせていただきました。これでこの作品に触れる人が増えると嬉しいです。
「第11番目の鍵」、書店で探してみます^^

投稿: ぶし | 2005年11月 4日 (金) 00時37分

ぶしさん、はじめまして。
コメント有難うございます。

映画とか本って言うのは、見る人の感性によって解釈が変わるのが醍醐味ですね。
製作者の意図ばかりを探るのは、決して良い観賞の仕方ではないですね。
その時、置かれている状況によっても感じることが変わりますね。
何でも学びですね。良い学びのある作品にめぐり合いたいものですね。

それでは、また遊びに来てください。お待ちしてます。

投稿: 成功おたく | 2005年11月 5日 (土) 09時04分

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