誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則
ジム・ドノヴァン著『誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則』
非常にオーソドックスな成功法則本です。
いつ読んだか覚えていませんが、今回読み返しをしてみました。
最初に読んだときにも思ったのですが、この本から得られる「新しい気づきはない!」ということです。
成功法則の本を全く読んだことのない方なら、確かに新鮮な内容があるかも知れませんが、おそらくこの本を読むような方は、成功するための「新しい何か」を求めている方が多いと思いますので、ちょっと退屈な内容かもしれません。(最近、こういうコメントが多くなってきていますが...。)
では、この本の存在意義はどこにあるのでしょうか。訳者の桜田直美さんのあとがきを引用します。
あなたは、「どれも当たり前のことばかりだぁ」と考えるかもしれない。確かに、どの方法もどこかで聞いたことのあるようなものばかりだ。だが、当たり前の方法こそが実は一番効果があることを、私たちはみな知っている。受験勉強でもダイエットでも営業でも投資でも、怪しげな「○○方式」よりも「普通の」方法のほうがうまくいくことは、誰でも経験済みだろう。
もう、このコメントで私の言うことはないといった感じですよね。
しかし、私が今日この本をチョイスしたのには、必ず意味があるはずです。
今回、私の心に響いたいくつかのフレーズをご紹介します。
「目的を持つ」
目的さえあれば、どんなつらい時期(または寒い朝)も乗り越えられる。そしてその困難を乗り越えたとき、ベッドでずっと寝ていたいという誘惑に打ち勝ったという自信をえることができる。
「失敗など存在しないと考える」
ほとんどの成功した起業家は途中でさまざまな困難に直面している。だが彼らは、それらの困難を単なる一時的な後退と考える。一方、成功とは無縁の人々は、同じような困難を失敗だと考える。そして、成功のチャンスをつかむ前にあきらめてしまうのだ。
「すべてうまくいくと信じる」
私は過去に、どうにも行きづまって次に何をしたらいいのかわからないことが何度もあった。おそらくそんな時期に、信念が本物かどうか試されるのだろう。
「成功すると決心する」
理想の人生を送ると、今、決心しよう。必要な道具はすべてもっている。あなたはすでに、自分が人生に望むものをはっきりと自覚している。あとは、あなた次第だ。最善を尽くして夢を追い求めることを、自分に対して約束しよう。自分は成功すると、今すぐ決心しよう!
成功は、困難を乗り越えなければやってこない!とわかっていても、くじけてしまいそうになります。成功すると決心しているつもりでも、困難に出会うと、「もうダメかも知れない」と安易な解決策に逃避したくなる自分がいます。そんな時に、潜在意識が「この本を読め!」と一冊の本を差し出してくれるのです。最近、新しい本を読むことより、以前読んだ本を読み返すことが多くなっています。
成功は目の前にある、といつも自分に言い聞かせながら、毎日、行動の選択をしています。今の時期がきっと将来、人生の中で最も有意義な時期であったと言える日が来ると信じることができる一冊でした。
人生の苦難を乗り越えて、素晴らしいメッセージをくれたジム・ドノヴァン氏に感謝します。
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コメント
こんにちは。新しいことが書いてないといっても、成功本のこういう言葉って何回聞いても元気がでますよね!
投稿: イヴォンヌ | 2005年9月12日 (月) 20時06分
最近、私もこの本を少しずつ読んでいます。
確かにどこかで聞いたことあるような内容ばかりかもしれませんが、なぜか私には新鮮に聞こえます。
一つ一つの内容が短く簡潔にまとめてあるので読みやすいですよね。簡単に実行できる方法が具体的に書いてあるのもお手ごろでいいのかもしれません。
しかし、聞いたことあってもやってないことも多いのだなぁと思いました。「欲しいものを手にしたところを思い描く。」など、聞いたことはあっても実際にはやっていなかったりして。
第1章の見出しの横に書いてある言葉。
「結局のところ、語られることのほうが実行されることよりも多い」
う~ん、そうだろうなぁと思ってしまいます。
投稿: スマ | 2005年9月12日 (月) 23時07分
成功おたくさんの、日々前進し、努力されている姿勢がひしひしと伝わってきて、僕自身もすごく励まされた気がします(><)
成功は常に目の前にあるんですよね!!
これからもずっと、ポチッと応援させて頂きます。
投稿: 僕はベストセラー作家になります。tomo | 2005年9月13日 (火) 03時41分
イヴォンヌさん、お久しぶりです。
そうですね、私も昔は成功本を読むことで奇跡が起こることを期待していた部分はありますが、最近は、行動のきっかけをもらうことやくじけそうな心を立て直すために、読むようにしています。
新しい情報は、基本的にはなくてもそれでOKだと思ってます。
コメント有難うございました。また、お待ちしてます。
投稿: 成功おたく | 2005年9月13日 (火) 06時31分
スマさん、コメント有難うございます。
わかったような気になるのが、一番怖いですよね。一度読んだら、もう得るものは無いと思わないようにしています。
「感銘を受けた本は七回読め!」
という斎藤一人さんの言葉は、奥が深いなと最近つくづく思っています。
この本も七回読見たい本ですね。
それでは、またお待ちしてます。
投稿: 成功おたく | 2005年9月13日 (火) 06時34分
tomoさん、声援有難うございます。
今、本当につらいです。
しかし、必ず「あの時期が一番充実していた」という日が来ます。来ると信じています。
毎日毎日、あらゆる面で私はどんどん良くなっています。
皆さんに暖かく見守っていただき、私は幸せだと思っています。
私の成功も直前に迫っています。
取りこぼしが無いように、精一杯頑張ります。
暖かい言葉有難うございました。
なかなか更新できていませんが、頑張っていきます。それでは。
投稿: 成功おたく | 2005年9月13日 (火) 06時39分
こんにちは^^
TBありがとうございます。
そうですよね~この本やる気になりますよね?
ま、確かにほかの成功本などでもおなじみの内容ではありますが、
彼のどん底から這い上がった姿に
こちらまで勇気がわいてきます。
投稿: クゥ | 2005年9月22日 (木) 11時48分
クゥさん、はじめまして。
コメント有難うございます。
人がどん底から這い上がったという話は、本当に勇気づけられますよね。
どん底から這い上がってこそ、成功は輝く。みたいな勝手な解釈をしています。
どん底の私は、成功夜明け前ということでしょう。
ということで、またお待ちしてます。
それでは
投稿: 成功おたく | 2005年9月22日 (木) 22時19分