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2005年8月 8日 (月)

どうしてあなたは部下とうまくいかないのか?

4894511770堀之内高久著『どうしてあなたは部下とうまくいかないのか?』

今日のテーマは、上司と部下との人間関係作りです。

神田昌典氏や小阪裕司氏の本を読んでいると「あとがき」でやたらとよく紹介されている人がいます。それがこの人、横浜国立大学の助教授で著名なセラピストの堀之内高久先生です。

神田昌典が教えを受けている先生の本ならば、私としては、読まないわけにはいかないでしょう。私には、残念ながら部下はおりませんが、今後たくさんの部下を持つことを想定して、きちんと読んでみました。

心理学に基づいた人間関係の肝がたくさん書かれている本ですが、印象的なのが「ねぎらう」という行為の重要性です。
この本では、上司と部下が親子のような厳格な上下関係を作ろうとするから、ややこしくなるのだ言っています。人と人との関わり合いの中で、対等な関係を作り上げれば、そんなに複雑なものにならないと言います。こんなことです。

部下と上司、お互いが求めているのは、成熟した大人としての関係のなかで、信頼し、認め合うことを基盤として、現在と未来の問題に取り組む生き方ではないでしょうか?

そのときに大切な行為が「ねぎらう」ということなのです。
「ほめる」とか「叱る」という行為ではなく、「ねぎらう」という行為が重要なのです。
「上手なほめ方」とか「上手な叱り方」というテクニックを教えるノウハウ本が氾濫する中で、堀之内先生は上司が部下を「ほめる」「叱る」ということを行なうこと自体が間違いだと言っています。

「ほめる」「叱る」は結果のみにフォーカスした行為です。つまり、成功したらほめられる、失敗したら叱られるということです。そこには、結果にいたるまでのプロセスが無視されており、良好な人間関係をつくる基盤がないのです。
それに対して「ねぎらう」はプロセスを重視しており、結果にいたるまでの努力の過程を認める行為です。成功しても、失敗しても、ねぎらわれた人間の努力は報われ、前向きな次の行動が促されるということです。

この辺、私には上手に説明ができませんが、本を読むとすっきりします。
とにかく、上司と部下がお互い気持ち良く働くためには、それぞれが人として認め合うことが重要だということです。

大学の偉い先生が書いた本とは思えないやさしい内容ですので、どうぞ気楽に読んでください。
会社での上司と部下との関係を良化するということだけでなく、日常的に人間関係を豊かにする方法として広く応用できる内容ももりだくさんだと思います。
学術的な論理に基づく納得の一冊です。今日から使える手法が豊富ですので、人間関係に少しでもお悩みの方には、是非、一読をお奨めします。

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コメント

こんばんは。

神田昌典さんの本に出てくる先生はこの方なんですね、神田さんの本を読んだり、テープを聴いたりしているときに興味を持ったのですが、そのままになってしまっていて、今日知ることができました。ありがとうございます。

ねぎらう、確かにあまりないですよね。
ほめる、叱る、時には怒る、
会社での上司、部下との間でそんなことが多く、ねぎらうなんてされてもしてもいなかった気がします。

この本を読んでみて、人間関係の改善に役立てますね!
気付きをありがとうございました。

投稿: いたる@SE辞めお金持ちへ | 2005年8月18日 (木) 01時34分

いたるさん、おはようございます。
コメント有難うございます。

この本は、軽い感じで非常に読みやすいです。
文章も大変わかりやすいので、是非読んでみてください。
また、この本で「ねぎらう」に関心を持たれたら、小阪裕司氏の『「仕事ごころ」にスイッチを!』もお奨めします。
もう、読まれていたらスミマセン。

それでは、またお待ちしています。

投稿: 成功おたく | 2005年8月18日 (木) 07時07分

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