眠りながら奇跡を起こす少女
さらにスピリチュアルな一冊が引き寄せられてきました。
25年以上も昏睡状態を続ける娘と、それを献身的に看病し続ける母親のお話です。
多くの人は、この物語そのものを奇跡の物語と言うだろう。つまるところ、これは昏睡状態の娘に無条件の愛を注ぎ、献身的に看病しながら、自分自身の健康も含め、個人的な問題は一切うち捨ててきた母親の物語であるように思われる。
確かに、この状況を作り出す母親の愛情はものすごいものがある、ということを伝えるためだけに、この本は存在しているのではありません。この本の著者、ウエイン・ダイアーをご存知の方であるならば、単純な親子愛を語るために本を執筆しないことは容易に想像がつくと思います。
この本のテーマも、シンクロニシティなのです。
この眠り続ける少女エドワーダは、眠り続けることによって、彼女の使命を果たしているのです。そして、その使命を果たす過程の中で、科学的には証明のできない、多くの偶然と見間違う奇跡を引き起こしています。
人生がうまくいかないときは少しでもレベルを高めるためのエネルギーを生み出すときであり、“他人”に引きつけられるときは何かをその人から学ぶとき・・・・・・。
ウエイン・ダイアー本人がまさに、エドワーダとその母ケイに引きつけられています。
そのことから、人生の目的を果たすということがいかに尊いことであり、また強い信念に支えられてこそ、それは成就するものであるということを学ぶ機会を得たと言っているのです。
眠り続ける少女エドワーダとその母ケイの周辺で起こる奇跡の数々。
看病のために90分以上連続して睡眠を取ることの出来ないケイが見続けている、妄想として片付けることもできます。しかし、この物語から人の持つ精神的な強さが、人知の域を越える領域であるということを感じる方が、有意義な捉え方だと私は思います。
眠り続けることによって、人生の目的を果たす。
この奇跡を感じたい方、是非、ご一読をお奨めします。
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