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2005年8月29日 (月)

本物の実力のつけ方

4487799074榊原英資、和田秀樹著『本物の実力のつけ方』

非常に勉強になりました。
世の中を冷静に観察し、先を予測するという観点の本を最近、読んでいなかったせいか、私には非常に勉強になりました。
お二人の主張は、非常にわかりやすいです。基本的には、こんな感じです。

世の中はすごいスピードで変わる、それも年々加速度を増している。それに伴って、時代を読むということの難易度もどんどん上がっている。もともと人間は判断を間違える動物なのに、環境の変化のスピードがそれを後押ししている。だから、何事も一度では成功できなくなってきている。成功のモデルというものが根こそぎ崩壊しているということだ。こんな時代に必要なことは、情報を浴びるほどに受け入れ、それを取捨選択していく力なのだ。そして、失敗のリスクを回避しながら、失敗しても再起不能になるような失敗はせず、失敗から学習をしていける柔軟性が必要になる。

非常に論理的です。決して、目新しいことは書いてないのですが、妙に納得してしまいました。
その論理のもとに話が教育論に及ぶと、さすがに東大卒のお二人のことだけあって、若い頃は知識を詰め込むだけ詰め込むことが将来、絶対に役に立つ。現在の「ゆとり教育」なるものは、日本人の学力低下を招いている元凶であるという主張に力が入っています。

まあ、その辺の難しい問題はここではさておき、和田さんが「あとがき」で、「知的体力」なる概念を紹介していますが、これが非常に参考になるので紹介しておきます。

これは、現状を分析したり、将来を想定したうえで、ある仮説を立てる知性と、それを実際に試してみる体力を組み合わせたものだが、本書で強調したように、その仮説が一回で成功するとは限らず、何度も試行を繰り返さないといけないから、知性も体力もハイレベルなものが必要となる。つまり、何度失敗しても、その失敗を分析を含めてさらに新たな仮説を立てる知性と、その仮説が成功するために何度でも試せる(おそらく経済的なものも含めた)体力と、そして、このような失敗にもめげず成功するまでやり通す精神力を含めて「知的体力」と呼びたいのだ。

これを読んで、私に不足しているものがよくわかりました。
くじけない「精神力」ではなく、仮説を立てる「知性」が不足しているのです。(「経済力」も不足しています。)
確かに「精神力」を鍛える努力は絶えずしている自信はありますが、「知性」はその辺に置いてきているような気がします。
成功本ばかりでなく、先の時代を読むための読書も必要であることを実感しました。
めげずに、頑張ります...。

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コメント

成功おたくさんちょっとご無沙汰です。
私は榊原英資先生のちょっとしたファンです。
講演会とか見に行きます。結構えばったおじさまですが。
仮説をたてる知性って本当に必要ですね。
私もほしい!

投稿: イヴォンヌ | 2005年8月31日 (水) 21時55分

イヴォンヌさん、お久しぶりです。
覚えてくれていて、うれしいです。

冷静に物事を判断するっていうことには、知識・情報のバックボーンが不可欠ですよね。
気合と根性だけでなく、日ごろの鍛錬ですね。
これが、大切だと思いました。

コメント有難うございました。
また、お待ちしてます。

投稿: 成功おたく | 2005年9月 1日 (木) 16時40分

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