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2005年7月15日 (金)

1分間品質管理

ジョン・ガスパリ著『1分間品質管理―「質」がお客を連れてくる』

非常にマイナーな本をすいません。この本を読んだ人は少ないでしょうね。かなり古い本ですし、その存在さえ知らないと思います。今日も画像がありません。
しかし、私のお気に入りの本です。

1分間マネジャーのシリーズらしく寓話です。
まさにおとぎ話のようなビジネス書です。1分間マネジャーは出てきません。出てくるのは、ある業界で圧倒的なシェアを誇る会社の社長とその幹部二人です。
その会社が新興の企業にシェアを徐々に奪われる状況の中でたくさんの失敗を繰り返します。その中で本当の“品質”とは何かを考え、実践し、最後には業界のリーダーの座を守りきる。というあらすじだけを説明するとなんの変哲もないビジネス書ですね。
しかし読めばわかりますが、シチュエーションと文章が非常にユニークです。絵本の世界のようなシチュエーションと登場人物のキャラに、ほのぼのとした雰囲気があります。ビジネス書にありがちなシビアでシリアスな展開はまったくありません。喜劇です。登場人物たちが犯す失敗は非常に楽しく、笑えます。しかし、フッと我に帰ったときにその指摘の奥の深さにハッとします。

この本での“品質”の定義は「見ればわかる」ということです。

私がこの本を取り上げたのは、この「見ればわかる」をちょっと言いたかったからです。
今時の商売は品質で差をつけるのが難しくなっていると言われてますよね。私もその点での悩みを持っています。新しい商品やサービスを打ち出しても、その独自性が消費者に伝わらず、作り手側がどんなに差別化しているつもりでも、既存のモノとの差を見出してもらえない。しかし、成功しているビジネスは消費者が「見ればわかる」レベルできちんと差別化をしています。

今日、おにぎりを食べたんです。1個100円のおにぎりです。このおにぎりがすごいんですよ。厚さが倍はあろうかというおにぎりなんですが、なかなかこのサイズのおにぎりは売っていません。(写真に撮ればよかったぁ。失敗したぁ。)記憶に残るとはこのことですね。このおにぎり屋、米屋さんが展開しているので、お米にこだわったり、手握りにこだわったりして、味も美味しいのですが、なんと言っても、そのサイズがわかりやすい。まさに「見ればわかる」レベルの差別化ができているのです。
そして、お昼時にはきちんと行列ができています。

こんなことが言いたくて、むかーし読んだ本を今日は取り上げてみました。(実は最近、集中力に欠けてきて、本が読めなくなりつつあるのです。うまい気分転換、なんかないですかね...)

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