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2005年7月 6日 (水)

成功者への手紙

489346843X山崎俊明著『成功者への手紙』

微妙な本ですね。
なんとコメントしていいかちょっと困っています。言えることは、非常に読みやすいということです。物語形式で、文章が簡易で、本が薄い、そして字がでかい。あっという間に読み終わります。
私の場合、お風呂の中で本を読む習慣があるのですが、一回の入浴で本を読みきったのは、この本が初めてです。それ位、簡単に読めちゃう本です。「小冊子?」と思うくらいの印象です。

では、内容はと言えば、アメリカの古典的な成功法則本にありそうな内容です。
日本の戦国時代を舞台にして、日本で最もわかりやすい成功者を主人公として話は展開していきます。最後の最後に種明かし的に名前が明かされますので、この主人公が誰かはここでは言いませんが、最初の1ページ目で誰の話なのかが分かってしまうのは、小説としての巧みさに欠けると思います。
著者の狙いが成功の原理を伝えることにあるのですから、小説的な面白みを求めるのはお門違いなのかもしれませんが、『成功の掟』『ワン・ミニッツ・ミリオネア』なみの痛快さを用意して欲しかったかなとも思います。
ちなみに教えは、ジェームス・アレン風です。日本風にアレンジしていますが、内容が抽象的なので、成功法則ビギナーには難解かも知れません。
成功法則中級者向けの本なのですが、仕掛けが不足しているので、多分評価は高くならない気がします。

ところで、シンクロニシティってあるんですね
この本は昨日の「BookBaton」に書いたように、まさに昨日買いました。不思議なんですが、この本を手にした直後にどうしてもオグ・マンディーノの本が読みたくなり、手ごろな本を同時に購入しました。私は今まで、オグ・マンディーノの本は一冊も読んだことがありません。
そして、今日この本を読んだのですが、ちょっと書評が書きにくかったので、アマゾンの読者レビューを覗いてみたんです。そしたら、こんな一文がありました。

「すごーくある有名な本に似ています。オグ・マンディーノの「地上最強の商人」と比べてみると楽しめると思います。」

この本はかなり『地上最強の商人』に似ているようです。(パクリ?)
私は『地上最強の商人』を読んだことはありません。もちろん、存在は知っていましたが、その時は全く意識していませんでした。しかし、この本の帯の言葉を私の潜在意識が読み取って、「オグ・マンディーノも一緒に買え」と命令をしていたんですね。
偶然は実は偶然ではない!
潜在意識って本当にすごいですね。
こうなると、『地上最強の商人』がどうしても読みたくなるのは成功おたくとしての宿命ですよね。(でも高いんだよなぁ、この本)

今日も応援、カチッとお願いします。

ますます絶好調です。皆様の応援に心から感謝いたします。

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これ、じっくりあせらず感じて、考えていけばいいんです。 これが定まってくれば、周りが変わってきます。 [続きを読む]

受信: 2005年8月 8日 (月) 13時21分

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