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2005年6月22日 (水)

「行列のできるダントツ飲食店」の秘密

4534037724大久保一彦著『「行列のできるダントツ飲食店」の秘密』

私は飲食店出身です。そして、今でも飲食店関係者と仕事をさせていただいてます。だから、飲食店経営に関する本をよく読みます。一般的な成功法則本ではありませんが、この本を紹介します。

大久保一彦という人。一般的には無名ですよね。しかし、独立系フードコンサルとして最近めきめきと頭角をあらわしてきた人です。
とにかく、この人の主張はすごいですよ。「こんなこと言い切っちゃっていいの?」という理論で飲食店の売上を上げる論理を展開してきます。
特にこの本の冒頭で語られる“ぶっかけ・ドボヅケ”の論理は非常に恐ろしいです。
非常に冷静な飲食店関係者なら、言わんとすることを正確に理解するのでしょうが、表面ヅラだけ読んでしまい小手先のメニュー開発をしてしまうと、消費者をバカにする行為をしてしまう危険性があります。
さらにQSC偏重主義に対する警告も個人的にはに共感していますが、基本を理解してない人には劇薬だと思います。

しかし、飲食店経営の基本を理解した上で、今の時代にあったお店を作りたい、ダントツの繁盛店を作り出したいと思っている方には絶対、おすすめの人です。とにかく常識にとらわれない自由な発想が気持ち良く、凝り固まった頭に打撃を与えてくれます。
私は、密かに「21世紀の飲食業界を大きく変えるのはこの人ではないか」くらい思っています。

ところで、大久保氏が最近お弟子さんの加藤雅彦さんと共著で『ダントツ飲食店の繁盛ノート』を出しましたが、この本はいただけませんでした。
またまた売上を上げるための非常識な奇策が繰り出されてくることを期待していたのですが、平凡なオペレーション管理の内容になっていました。
この内容だとどうしても普通の飲食店運営マニュアルの形式になってしまっていて、今までのゴツゴツした大久保らしさが影をひそめてしまっているのです。唯一、従業員の採用手法について書かれていたのはスゴイと思いましたが(今までこのことに触れる本が無かった分)、全体的には退屈な内容になっています。

大久保氏未経験の方は、それ以前の2冊『飲食店成功の秘密』『儲かるメニューの作り方』の方から必ず読んでください。

いつもいつも有難うございます

こっちもあります

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