成功の扉
マイク・ハーナッキー著『成功の扉―すべての望みはかなえられる』
この本は原題がすごいです。
『願望をすべて実現する究極の秘訣』です。
さすがに、日本能率協会もこのタイトルはつけられなかったのでしょうか。平凡なタイトルになっています。(フォレスト出版だったらつけていたかもしれませんが。)まあ、日本能率出版のサクセスシリーズですからこのタイトルになったのでしょうけど。
しかしこの本、評価が低すぎると思っているのは私だけでしょうか。アマゾンのマーケットプレースに1円で多数出品されています。どこを探しても画像がみつかりません。読んだ人自体が非常に少ないのでしょうか。私の中では非常に評価の高い本なのですが...。
私は成功法則本は大好きですが、数々の本の内容に大きな差を見出していません。原理原則は同じというか、読む人の解釈に頼る部分が大きいので、人それぞれの解釈は違っても、その人の中ではどんな本を読んでも結論が同じになってしまう、ということです。
こんなブログを立ち上げておいてこういうのもなんですが、ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』を読んでおけばOKみたいなところはありますよね。
私がこの本を評価するのはそのことをきちんと指摘してくれている点が一つです。
もう一点は、こんな薄い本の中で、成功後の心配もきちんとしてくれていることです。
マイク・ハーナッキー氏の主張する「究極の秘訣」は非常に簡単です。(言葉にすると簡単ですが、実行は難しい。)どんな目標も簡単に達成されると言い切っています。それ故、目標を達成した後にどういう心境になるかも指摘し、本当の成功は目標を達成することよりも、達成する過程の中にあると教えてくれているのです。この薄い本の中でよくぞここまで言及してくれていると言う感じです。
もう、お解かりですよね。成功法則本を読み漁っているだけでは目標は達成されません。そして、目標を達成することが成功ではないのです。
目標を達成する過程の中で、自分の成功とは何かを見出すことが成功そのものなのです。
成功を目指すために成功法則本を読みつづけることは無意味です。
「じゃあ、お前はなんなんだ?」
そう、私は成功法則本を読むことが好きなだけです。読まなくなっても目標は達成されることは分かっています。何故なら、「明確な目標」と「献身」を手に入れているのですから。(うーん、決まったかな!またまた自己陶酔)
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